笹川邸とは
笹川家は、安土桃山時代に信濃国水内郡笹川村からこの地に移住したと伝わり、14代300年にわたり続いた名家です。
江戸時代には、味方組8か村(味方、白根、板井、木場、黒鳥、北場、亀貝、小新 合計約8,000石)を束ねる大庄屋を代々務め、 年貢の取まとめ、藩から与えられた警察・裁判権を行使していました。
また、水害の多かったこの地域での治水、新田開発に貢献してきました。
周囲に堀をめぐらせた広大な敷地の中には、天正年間(1573~1591)に建てられたと伝わる茅葺きの表門(巽風門そんぷうもん)、 文政9(1826)年に再建された威厳ある表座敷や建ち並ぶ土蔵群などは大庄屋の格式をよく示しています。
俳人高浜虚子が「椎落葉掃き悠久の人住めり」と讃えた歴史ある遺構は、はるかに広がる蒲原穀倉地帯の豊かさの象徴です。
県下を代表するこの住宅は、昭和29(1954)年に重要文化財の指定を受け、同45(1970)年から一般公開しています。

「光の夕べ」について
「笹川邸 光の夕べ」では、 10数個の球状照明を設置した前庭や、7色に輝く木々、母屋の障子戸に合わせたプロジェクション演出を実施。
いつもの笹川邸とは異なる雰囲気の中でお過ごしいただけます。
秋の虫の声、そっとふすまから流れるそよ風、そして光の演出をお楽しみください。
旧来の日本情緒の中迎える秋の夜、ノスタルジックでどこか刺激的な体験を。
期間中のイベント
9月27日(金)〜29日(日)、10月4日(金)、10月11日(金) HOSINO TERRACEのコーヒー / 200円
10月5日(土)・6日(日) 昔語りサークル「黒埼とんと」
10月12日(土)〜14日(月・祝) 味方茶道クラブによる呈茶(茶菓子付き) / 各日30人 / 一服200円
※初回開催のため、下の写真は合成イメージです。

新着情報
笹川邸へのアクセス
【自動車】
北陸道巻潟東ICより白根方面へ約20分、JR新潟駅より国道8号白根経由で約40分
JR燕三条駅より国道8号白根経由で約30分
【バス】
新潟駅前周辺バス乗り場から新潟交通バス「青山」行き約25分、「青山」から味方・月潟線で約40分
「笹川邸入り口」下車徒歩3分